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”確実に儲かるという時点でおかしいということに気が付かない人はアフィリエイト(ビジネス)の才能がありません”~「本気で稼ぐための『アフィリエイト』の真実とノウハウ」書評

 

はじめに

本記事では、あびるやすみつさんの「本気で稼ぐための『アフィリエイト』の真実とノウハウ」を紹介し、感想を記述します。

 

本書は、初心者にアフィエイトの世界への手ほどきを加える他の教本とは趣を異にしたもので、アフィエイト業界の問題を指摘しつつ、アフィリエイトがいかに難しく、どれだけ多くの人が痛い目にあってきたかを主眼に置いて書かれたものです。

 

著者のあびるさんは、あとがきで本書の目的を「多くの人に事実を知ってもらい、みんなの意識が変わり、アフィリエイトが浄化されることです」(本文 p239)としています。つまり本書は、初心者に手ほどきをするものではなく、スパムや悪徳業者で汚れてしまったアフィリエイトの世界の現状を知らせることで、初心者がそうしたスパムや悪徳業者と関わらないように指導して、将来的にはアフィリエイターであることに誇りを持てる世界をつくりたい、という意思のもとに書かれたということです。著者は、本書の印税収入を全部本書の広告で使い切るとも言っています。それが本当かどうかはわかりませんが、アフィリエイトの世界を浄化したいという強い意志が感じられます。

 

それでは、内容を前半と後半に分けて紹介していきます。

 

 

アフィリエイトはハッキリ言って難しい! 

前半では、アフィリエイト業界の問題点と、アフィリエイトの難しさについて、初心者の甘い考えをバッサバッサと切り捨てています。一部を簡単に紹介しますと


・ 1%のアフィリエイターが売り上げの99%を稼ぐ(本文 p24)

そのままの意味です。アフィリエイトに手を出す人は多いし、みんな「初心者でもカンタンに稼げる」みたいな情報を見ているだろうけど、ほとんどの人は全然成果をあげられていないということです。

・ 素人を狙う詐欺師たち(本文 p34)

「簡単に元が取れる」というような安っぽい謳い文句の非難にはじまり、サクラを利用したレビューでいかにも利用価値があるように思わせる情報商材、「自称」カリスマアフィリエイターによるアフィリエイト講座、一昔前にはやったスパム作成ツールをいかにもアフィリエイトの王道のように宣伝して売りつける悪徳業者の存在などを指摘し、その具体例を詳述しています。

「確実に儲かるという時点でおかしいということに気が付かない人はアフィリエイト(ビジネス)の才能がありません」(本文 p48)

とても辛辣なことばです。アフィリエイトの世界を汚す悪徳アフィリエイターが多数存在するのは、簡単にだまされる無知な初心者が多すぎるからだという指摘です。

 

 

私はアフィリエイトについての本を何十冊も読んでいますし、インターネット犯罪についても一般の人よりは詳しいつもりなので、読んでいてなんの目新しさもありませんでした。私と同じように感じる人の方が多いと思いますが、多数の詐欺師が存在しているということは、多数のカモが存在しているということと表裏一体ですので、本書を読んで多くを学ぶことができる人もたくさんいることは間違いないでしょう。

 

 

タイトルにある「真実とノウハウ」が意味するもの

後半では、実際にアフィリエイトを行う際に必要なノウハウが非常にあっさりと紹介されています。「プログラミングを身につけよう」、「検索エンジンを作ってみよう」、「海外の良質記事を翻訳しよう」、「自分が使いたいサイトを作ろう」といったことが、少々の説明文とともに羅列されています。初心者には難しいことばかりです。これらの記述の真の目的は、読者にノウハウを伝授することではなく、アフィリエイトで稼ぐために必要なノウハウの「難しさ」を伝えることだと考えるべきでしょう。

 

 

本書のタイトルである「本気で稼ぐための『アフィリエイト』の真実とノウハウ」とい文言に嘘はありません。初心者が本書だけを読んで稼ぐことなど到底不可能ですが、その厳しさこそがアフィリエイトの「真実」なのです。

 

本書のタイトルは、「本気で稼ぐためにはこうした厳しい現実を知らなければならない。それでもまだ挑戦したいと考えるのであれば、多種多様なノウハウを身につけなければならない。それはとても大変なことですよ。」という意味に解釈するべきでしょう。

 

 

まとめ

なお本書は、googleのペンギンアップデートやパンダアップデートが行われる前の2010年に書かれたものですので、内容に古い点があります。ですが、本書で指摘されているスパムを排除する方向で「ペンギン」、「パンダ」が行われましたので、本書は近い将来を的確に見据えていたということになります。


というわけで、「簡単に稼げる」という甘い考えのもとにアフィリエイトを始めようとしていた方や、ネットリテラシーが低いことを自認されていて、騙されないために悪い人の手口を事前に知っておきたいと考える方に、本書をおすすめします。

 

 

あなたのサイトは”最高の回答者”を目指すgoogleに認めてもらえるか~「10年使えるSEOの基本」書評

 

はじめに

本記事では、土居健太郎さんの「10年つかえるSEOの基本」を紹介し、感想を記述します。

本書のタイトルである、「10年つかえるSEOの基本」ということが何を意味するのかを理解できるようになることが、本書の終着点になっています。

google検索に使われているアルゴリズム(検索ワードに対して、どのサイトを検索結果として上位に表示していくのかを決めるシステムのこと)には数百もの要素があり、それらは毎日改良を加えられています。アルゴリズムが頻繁に変化するわけですから、当然それに合わせて、有効なSEOの多くも頻繁に変化しているのです。SEOの知識の多くは、たとえそれが「ある時点では」有効なものであったとしても、その後しばらくすれば、有効ではなくなってしまうのです。

 

 

10年つかえるSEOって何?

 ここで、「10年つかえるSEO」ということばの不思議さが浮かび上がります。アルゴリズムは毎日のように変化しているのに、どうして10年も使えるSEOがあるというのでしょうか。

 

それは、アルゴリズムの改良は決して”やみくもに”行われているのではなく、検索エンジンとしての「理想的な姿」を目指して行われているものである、という事実から明らかになります。 検索エンジンの代表であるgoogleのサービスが始まって15年以上経ちますが、当初から変わらない「理想的な姿」は確かに存在するのです。その目指すべき「理想的な姿」を知ることができたのならば、私達は現在の検索エンジンの限界の先を行って、「理想的な」検索エンジンに気に入られるようなサイトを作ればよいのです。

 そのようにサイトを作れば、これからアルゴリズムが進化すればするほど、自分のサイトの評価が上がっていくことになります。日々進化するアルゴリズムを追ってSEOをするのではなく、アルゴリズムの進化が自分のサイトを追いかけてくるようにするのです。 

 

 

「理想的な検索エンジン」とは

 では、「理想的な」検索エンジンとはどのようなものでしょうか。それについて、検索エンジンの本質は何かという視点から考えてみましょう。

 

検索エンジンの本質は何か、という質問にあなたは答えられますか。もしその答えが「検索ワードに該当するサイトのなかから評価の高いものを順に検索者に提示するものである」というようなものであれば、不十分です。

 

 

その答えは、「だれにとっても、どんな質問に対しても、最高の回答者であろうとしている」(本文p11)ということです。

 

そしてその「理想的な姿」とは、検索ワードを打ち込んだユーザに、ネット上に存在する最高の回答を提示する、ということです。要するにコンテンツが命、ということです。なんだそんなことか、知ってるよ、と思うかもしれませんが、これこそがSEOの原点であり、何度でも再確認すべき、とても重要なことです。

 

 

 検索者にとって最高に役立つ情報が、薄っぺらい内容のサイトに載っているわけがありませんよね。「理想的な」検索エンジンに選ばれるサイトは、間違いなくコンテンツ自体に魅力があります。

 

ですから、コンテンツを充実させ、利用者にとって役立つものにすることが「10年つかえるSEO」の最重要事項になります。しかし、それだけではまだ不十分です。なぜなら、実際には検索エンジンがいくら進化しても「理想的な姿」には届かないからです。

「今でこそ、優れた情報を持っているサイトが検索結果で上位に表示されるようになってきているけど、それでもまだ不完全。情報を機械的に処理する以上、やっぱり完全に人間と同じようには情報を扱えない」(本文p104)のです。ですから、コンテンツを充実させるのと同時に、優良なサイトからの被リンクを集めたり、キーワードの配置を工夫するなどして、検索エンジンがあなたのサイトを探し出す手助けをしなければなりません。

 

まとめると、コンテンツを利用者にとって役立つように充実させ、そのうえで、優良サイトから被リンクをもらったり、キーワードの配置を工夫するなどしてあなたのサイトの評価を高めていくという方法が、「10年つかえるSEO」ということになります。このようなSEOは「ホワイトハットSEO」と呼ばれています。

 

 

ブラックハットSEOはダメ!

 残念なことに、世にあふれるSEOの知識の多くは、「ブラックハットSEO」と呼ばれるものです。「ブラックハットSEO」とは、サイト利用者にとっての利用価値など考えもせず、とにかく検索結果で上位表示させようと、ダミーブログを量産してリンクを貼りまくったり、隠しテキストにキーワードを書きまくったりして、検索エンジンに自分のサイトの価値が高いかのようにみせかける、間違った(というより迷惑な)SEOのことを指します。あなたの知っているSEOは「ホワイト」でしょうか。「ブラック」でしょうか。

 

ブラックハットSEOは、昔と比べるとかなりやりにくくなっています。それは検索エンジンが、ブラックハットSEOをしている「利用価値の低い」サイトを排除するように進化してきたからです。ペンギン、パンダのアップデートを経て、ブラックハットSEOは効果的でなくなったどころか、ペナルティを食らってしまうこともあります。そしてこの傾向は、これからもますます強くなっていくことでしょう。

昔は実際に効果があったかもしれないが、これからますます検索エンジンに嫌われていく「ブラックハットSEO」をするのではなく、10年前も、10年後も変わらない「ホワイトハットSEO」をしなさいということが、本書の最大のメッセージです。これで、タイトルの「10年つかえるSEOの基本」という文言が意味するものを理解したことになります。

 

 

まとめ

 本書を読めば、「ブラックハットSEO」がいかに間違っていて、「ホワイトハットSEO」がいかに優れたものであるか知ることができます。今まで「ブラック」なことばかりやっていたという方はまさに”目からウロコ”となるでしょう。また、ホワイトハットSEOの一環として、キーワードの探し方や、「いいコンテンツ」の必要条件、キーワードの配置法、文字数の目安など、実用的な知識も得ることができます。

 

 

正直に言って、実際にコンテンツを作成するにあたっては、本書から得られる知識だけでは不十分です。本書はあくまでSEOの「基本」を学ぶための本なので、別の本を読んで知識を補う必要があります。 本書はとても薄く、素人と専門家との対話形式で話が進んでいくので、さらっと読み終えることができます。

 

 

これからSEOを始めたいという方や、分厚くて小難しいSEOの教本を手に取る前に、SEOの最も基本的な考え方を頭にいれておきたいという方、そして、今まで知らず知らずのうちに「ブラックハットSEO」ばかりやっていて、行き詰まってしまっているという方に、本書をおすすめします。

 

 

 

医学部生に単位互換制度を利用した長期留学は可能か

こんばんは。暖かくなってきましたね。新年度を間近に控え、気合がはいります。嘘です。鬱々として捗りません。はぁ...。

 

医学部に入ったら1年くらい留学したいな〜と思っていたので、気分転換に交換留学の制度について調べてみました。

 

だいたいどの大学にも単位互換の協定を結んだ留学先があります。授業料を相手先に払わなくていい場合も多いです。前の大学でもそういった制度を利用して留学した人がたくさんいたので、医学部でも当然できるものと思っていました。

 

でも残念なことに、医学生が他学部の人と同じような形で長期留学することは、ほぼ不可能であることがわかりました。

 

その理由は、日本の医学部のカリキュラムが、だいたい2年生から専門の必修科目だらけになって、単位互換ができる科目がほとんどなくなってしまうから、というものでした。留学するなら、休学して勝手に行ってね、って感じみたいです。

さらに悪いことに、医学部の授業は6年間ほとんど固定したメンバーで行われて、共同作業する機会も多いので、1年遅れると、人間関係でけっこう大変な思いをしなければならないみたいです。

というわけで、長期留学はなかなか難しいようです。大学間の全学的な単位互換協定は、医学部以外の学生のためのものということでしょう。

 

でも、部局単位、すなわち医学部間での単位互換協定もありますよね。それがどのようなものなのか、幾つかの大学に電話して聞いてみました。するとそれは、5年生からの病院実習の単位を、短期間なら提携先の大学でとってきていいですよ、というものでした。例えば名古屋大学なら2~3ヶ月、千葉大学なら4週間だけなら、卒業を遅らせることなく留学できるみたいです。

 

がっかりしました。いくらなんでも短すぎますよね。残念です。

 

私は早く卒業したいので、夏休みを利用した短期の語学留学で我慢しようと思います。

まあ、医学部に合格してからの話ですが…。