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「天才」のマネをすると挫折する~「アフィリエイトで年3000万稼ぐ人の検索キーワード発想法」書評・感想

 

はじめに ~ キーワード選定が全て!

本記事では、中村貞文さんの「アフィリエイトで年3000万稼ぐ人の検索キーワード発想法」を紹介し、感想を記述します。

 

本書は、キーワード選定スキルこそがアフィリエイトの肝であることを説き、有効なキーワードの「発想法」を教授することを目的として書かれたものです。 

 

著者の中村さんはこのキーワード選定スキルに秀で、特にSEO対策やウェブデザインに力を注ぐことなく、年収3000万円を達成されたようです。

 

 

 

弱者であることを自覚せよ

クレジットカードやエステ、転職といったアフィリエイト激戦区で正面から勝負を挑んでしまっては、初心者に勝ち目はありません。では、どうすれば良いのでしょうか。

 

「どう戦うか?」よりも「どこで戦うか?」が重要であるというのが、本書の最大のメッセージです。

 

「便秘 女性」のような、誰でも思いつき、競合者も多いビッグキーワードを舞台にしてしまっては、がんばってSEO対策をしたりデザインに凝ってみたりしたところで、先人達には歯が立ちません。だから、「便秘 男性」とか、「男 うんこ でない」のような、ニーズは多くないかもしれないが、競合者が少ない舞台で勝負しなさい、ということです。 

この方法で著者の中村さんは、アフィリエイト強者の隙を突き、年収3000万円を達成したのです。

 

いくらSEO対策をしようが、デザインに凝ろうが、ビッグキーワードで上位表示されるようなアフィリエイトの「天才」達は間違いなく、さらにその先を行っています。ビッグキーワードでの勝負は、初心者には時期尚早なのです。 

 

 

 

アフィリエイトの基礎=検索キーワード選定スキル

SEO対策やウェブデザインに右往左往している人が多いなか、著者は、アフィリエイトの基礎」とは、「検索キーサード選定スキル」であるとしています。基礎を適当にしいてはうまくいくはずがないということです。

 

巷で聞かれるSEO対策は、短期的には効果があるかもしれないけれど、ペナルティを受けて圏外に飛ばされる可能性もあります。そもそも、googleアルゴリズムは毎日のように進化していますから、それを初心者が極めることなど最初から無理なのです。また、ウェブデザインに弱くても成果を上げている人はたくさんいます。

キーワード選定スキルこそが、アフィリエイトの揺らがぬ基礎なのであり、それに力を注ぐことが、結果として最も有効なSEO対策になるのです。

 

 

「稼げるキーワードは、どこで探しているのですか?」

「儲かるキーワードは、どうやって見つけているのですか?」

 こんな質問をしていたら注意が必要です。無意識のうちに、実際に検索キーワードを入力する人(検索ユーザー)の存在を忘れてしまっている可能性があります。(p69)

 

 検索する人のこと(ペルソナ)をできる限り具体的に想像しなさい。「売りたい自分」基準で商品を押し付けるのではなく、何らかの問題を抱えて検索キーワードを打ち込む「相手基準」の発想を徹底させなさい。ビッグキーワードが「ポジティブ」なものなら、あえて「ネガティブ」な視点で考えなさい。例えば、「看護師 給料 高い」ではなく、「看護師 新人 辞めたい」といったように。

 

このような本文の進行に合わせて、読者は有効なキーワードの「発想法」を自然に学ぶことができます。

 

 

 

まとめ

 

「検索キーワードを極める」ということは、「検索ユーザーの本音を知る」ことに他なりません。目に見えない「検索ユーザーの本音」をどう探り、戦う場所を変えていけば良いのか―—この本では、そんな疑問に、僕なりのこたえを提案してみたいと思います。(p32)

 

この文が、本書のキャッチコピーとして最適だと思います。タイトルに「天才」のマネをすると挫折すると書きましたが、本書で紹介されているのは、著者が「初心者」だったころ、「天才」のことを知り、「天才」に対抗するために編み出した方法論です。ですから、本書の方法論は、初心者がそっくりそのまま導入しても大丈夫なものです。

 

初心者にとって、キーワードの導入書として最適ですが、アフィリエイトで軌道に乗っている方にとっても、目からウロコな教本だと思います。多くの方に、最もおすすめできる本です。