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”教材に書いてないことの質問は1割にも満たず、早い話がしっかり読んでいないという事です”~「3行で儲かるアフィリエイト」書評

 

はじめに

本記事では、込山剛史さんの「3行で儲かるアフィリエイト」を紹介し、感想を記述します。

本書は、パソコン自体ほとんど使ったことがない人 ~ インターネットはよく利用するけど、アフィリエイトは初めての人という比較的広い層の初心者を対象に、ブログ量産型のアフィリエイトを始められるように手ほどきするものです。

本書の読後感としてまず、悪くない導入書だなということが浮かびました。その理由は、方法論が一貫しているためとても読みやすく、本書を「一冊読むだけ」で、初心者でも確かに「スムーズに」アフィリエイトの世界に入っていけるようになると感じたからです。そのような本はあまり多くありません。ただし、ブログ量産型のアフィリエイトは今となっては時代遅れであることには注意が必要です。

わかりにくい導入書にありがちなのが、アフィリエイトに役立つ知識を過度に幅広く紹介してしまうということです。

 

おすすめのASPをいくつも紹介したり、アクセス解析ツールも複数紹介したり、大きなサイトを作るのもいいし、小さなサイトを量産するのもいいし、ブログを利用する手もありますよと、読者に多くの選択肢を与えてしまうために、初心者は結局どうすればよいのかわからなくなってしまうのです。それに対し、本書の内容はとてもシンプルです。紹介するサービスをかなり絞っているため、本書の記述に沿っていくだけで、誰でも迷うことなくアフィリエイトを始めることができます。

 

 

 

本書の内容

それでは、内容をみていきましょう。とてもシンプルな構成なので、箇条書きにしてみます。

 

アフィリエイトに適したパソコンを用意する

検索エンジンwikipediaの利用に慣れ、ブラインドタッチを身につける

・「Seesaaブログ」を開設する

・「Yahoo!アフィリエイト」に登録する

・「忍者アクセス解析」に登録する

・最低限のHTML知識を身につける

・10記事程度の小型ブログを量産する

   → ブログのフォーマット3原則を意識する

   → 娯楽系商品を対象にする

   → 見た人の心に響くタイトルをつける

   → シンプルで儲かる記事を書く

・よく売れたもののミラーブログを作成する

アクセス解析や売り上げの結果を見て、ブログを適宜修正する

・アクセスが下がったらさっさと撤退し、次に移る

 

いかがでしょうか。前述のように、紹介しているサービスが絞られているため、項目を上から下に順に追っていくだけで、全くの初心者でも迷わず最後の地点までたどりつけることがわかると思います。最初の2つの項目は、パソコン自体ほとんど使ったことがない人のために書かれたものなので、多くの人は3つ目のブログ開設から始めることになるでしょう。

 

 

 

本書の弱点

もちろん、本書のやり方で本当に成果をあげられるかどうかはわかりません。近年のgoogleはネット上のゴミを減らそうと躍起になっているため、ブログ量産方式を否定している教本がほとんですし(ハッキリ言って今では時代遅れです)。込山さんが、「アフィリエイトはそんなに難しくない」という観点から書いていることにも、ある程度懐疑的である必要があると思います。

 

また、本書最大の弱点は、キーワード選定の指南が不足していることです。キーワード選定がアフィリエイトの最重要課題であることは、多くの教本に共通して書かれていることです。本書においても、「記事タイトルが8割」(本文 p175)とあり、これは「キーワード選定が8割」と近い意味で書かれています。それにもかかわらず、その選定方法の説明が弱いのです。これについては、他の書籍で知識を補う必要があります。

 

 

 

まとめ ~ 本書から得られた教訓

最後に、本書の始めの方に気になる記述がありましたので、それを紹介しておきます。

 

「へぇ~、初めて知りました」→「教材内の〇章に書いてあります」

「そんなのありましたっけ?」→「教材の〇ページに書いてあります」

 各種質問が出てくる事もありましたが、教材に書いてないことの質問は1割にも満たず、早い話がしっかり読んでいないという事です。せっかく誠心誠意書いた著者としては、実に頭が痛い話で、書いてなくてできないのは仕方がないにしても、すべて書いてあって実行できないのは、100%本人の学習姿勢の問題です。(p20,21)

 

 

これは、以前込山さんが書いた教本の読者と込山さんとのやりとりですが、そのときに受けた質問のほとんどが、その教本に書いてあることだった、ということです。つまり、多くの人は教本をよく読み込んでいないのです。これはどの教本についても、また誰についてもあてはまることだと思いますので、教訓として留意しておく必要があると思います。

 

 

繰り返しになりますが、本書に書かれているブログ量産式のアフィリエイトは時代遅れのため、初心者が一冊目に手にする本としてはおすすめできません。しかし、弱点もありますが、それを補えるわかりやすさがあることも事実です。既にアフィリエイト本を何冊か読み、アフィリエイトの常識をある程度知ったうえで、過去にはこういうやり方で成功した人もいたんだな、という知識を得るためには、本書が役立つと思います。

 

 

中古のアーロンチェアを売却!業者買取、ヤフオク、メルカリの比較と売却までの手続き

 

お金がいるのでアーロンチェアを売却することに。

アフィリエイトを始めるにあたり、大量のアフィリエイト本や、旅行サイトを作るための資料(ガイドブックや時刻表など)を購入する必要があります。また、はてなブログProの利用料金や独自ドメイン取得代、サーバー代(エックスサーバーなのでちょっと高い)など、数万円を捻出する必要がありました。そこで、部屋の隅で置物になっていたハーマンミラー社のアーロンチェアを売却することにしました。

 

アーロンチェアをご存じでしょうか。世界で一番有名なイスといっても過言ではないでしょう、腰にやさしく、事務作業に集中するための様々な機能がついたブランド品です。映画やドラマにもよく出てきます。5年前に140000円で購入しました。14万円です。結構なお値段です。

 

 

 

業者買取、ヤフオク、メルカリの比較

さて、どうやって売却しましょう。3つの方法を比較してみました。

  1. 業者買取
  2. ヤフオク(オークション)
  3. メルカリ(フリマ)

ちなみに、どのサービスも利用したことはありません。

 

 

1. 業者買取

アーロンチェア 買取」で検索して出てきた業者2社に電話し、見積もりを出してもらったところ、買取価格は2~3万円とのことでした。うーん。

 

2. ヤフオク

ヤフオクはオークションですので、初期設定の価格より高く売れることが期待されます。相場は3~9万円程度と幅が広いようです。業者よりは高く売れそうです。ただ、ヤフオクで出品するためにはYahoo!プレミアム会員(月額498円)になる必要があります。他にモノを売る予定はないので、正直言ってめんどくさい。またヤフオクには、出品が初めての人との取引は慎重に、という暗黙の了解があり、しょっぱなから何万円もするイスをオークションにかけるのは気が引けたので、やめることにしました。

 

3. メルカリ

メルカリはフリマなので、初期の出品価格よりも高く売れることはありません。大抵は値切られます。でも調べてみると、相場はヤフオクとほぼ同じようでした。メルカリで出品するのに費用はかかりません。また、ヤフオクと違い、初めての出品であっても信頼度をさほど気にしないユーザーが多いと聞きます。もちろん販売手数料がかかりますが、これはヤフオクと大差ないです。

 

というわけで、メルカリで売却することにしました。

 

 

結果から言うと、出品から24時間以内に、71000円で売れました。5年前に140000円で購入したものが、半額以上で売れたのです。なかなか良い取引ではないでしょうか。送料と手数料の負担があるので、手取りは6万円弱でした。それでも業者買取と比較すると、およそ倍の手取りです。おそるべしメルカリ。

 

 

 

メルカリでの出品から発送、出金までの流れ

まず、メルカリのスマホアプリをインストールします。そして会員登録をします。

商品の写真を用意します(4枚まで)。3枚はイスを3つの角度から撮り、1枚は保証書一式を撮りました。

出品のボタンを押して、用意した4枚の写真を選択し、アップロードします。

商品名と商品の説明を入力します。詳しく書いたほうが買い手は安心するでしょう。1000文字まで書けるのですが、私は600字くらい書きました。

発送方法を選択します。着払いにすることもできますが、送料がいくらになるのか商品が到着するまでわからないので、買い手に一抹の不安をもたせることになります。ですから送料は出品者負担にした方がいいでしょう。名前も住所も電話番号も互いに知られずに利用できるらくらくメルカリ便が便利でいいのですが、大きな荷物には使えないので、ヤマトのらくらく家財宅急便を利用することにしました。送料は地域によってだいたい5000~10000円とやや値が張りますが、ヤマトの人が家まで取りにきてくれて、梱包までしてくれるのでとても便利です。なお、らくらく家財宅急便は着払い不可なので注意が必要です。

最後に、出品価格を入力します。値切ってナンボの世界ですから、ちょっと高めに、80000円に設定しました。

出品からほんの数時間で、数人から60000円にしてくれとか、63000円で即決しますとかいうリプをいただきました。送料込みなのでちょっと厳しいです、75000円でしたら。。69000円でどうでしょうか。では間をとって、71000円でお譲りします。アプリ上でのこんなやり取りを経て、71000円で購入していただけました。計画通りです。

購入が確定すると、相手の住所が送られてきます。クレジットカードで即支払いをしていただけたので、さっそくヤマトに電話をしてらくらく家財宅急便の手配をしました。Cランクで約8000円でした。ここで買い手がコンビニ払いや銀行振込を選択した場合、入金が確認されるまで発送を待つことになります。

商品が買い手のもとに到着し、出品者の私を評価していただいたところで、取引が終了しました。このタイミングで、私のアカウントに料金が支払われました。

早速アプリで出金の手配をし、7日後に私の銀行口座に着金しました。

 

 

いかがでしたでしょうか。手続きがカンタンで、すぐに高値で売れる。モノを売るならメルカリがおすすめです。

 

 

”結果を出したいのなら、イタいくらいの情熱を”~「副業ブログで月に35万稼げるアフィリエイト」書評

 

はじめに

本記事では、タクスズキさんの「副業ブログで月に35万稼げるアフィリエイト」を紹介し、感想を記述します。

 

タイトルから内容を想像するのはやや難しいですが、本書は雑記ブログの立ち上げから執筆、SEO対策、マネタイズの最適化までの流れを書いた、ブログアフィリエイトの総合的な教本になっています。他にも、ブログを頑張る心構えにかなりのページを割いているのも本書の特徴です。本ページのタイトルにも引用しましたが、本書を読んでいると、著者の情熱がとてもよく伝わってきます。これは、単なる事実の羅列になりがちな総合的な教本ではめずらしことです。

 

本書では、ブログならはてなブログWordPress、クリック型はアドセンス一本、といった感じで、著者によって厳選されたサービスが紹介されています。そのため、初心者がどのサービスを利用すべきか迷うことなくブログアフィリエイトを始めることができるように構成されています。

 

それでは、本書で印象的だったことばを起点にして、内容を紹介していきます。

 

 

 

本書の内容

「副業ブログの収益が1年ちょっとで会社員の収入に追いついた」(p13)

アフィリエイトって何?というレベルから本書は記述されています。他の多くの本では、1年、2年かけて月5万円程度を達成出来たらいいですねと書かれているので、本書の35万円という数字はやや挑発的に感じました。一方で、著者の並々ならぬ情熱も感じられました。

 

 

「3ヵ月なんて、まだ入り口にも立っていない」(p23)

ブログの開設から長くても3ヵ月程度でやめてしまい、ブログアフィリエイトはオワコンだと嘆いているブロガーがあまりに多いという指摘です。これはどの教本にも共通して書かれていることで、成果が出るまで少なくとも半年から1年はかかる、ブログで稼げるかどうかはまず1年やってみてから考えろと書かれています。また、「アクセスがなくても続けられるならあなたはブログに向いている」(p61)と、なかなか挑発的なことばが書かれています。確かに、ブログをはじめてから最初の数か月はほとんど誰にも読んでもらえません。それを乗り越えることを読者に強く訴えているのです。

 

 

「環境やツール、情報に投資すること」(p37)

著者が以前、格安のロリポップのサーバーを利用していたために、多くのアクセスを取りこぼしてしまっていたという教訓が書かれています。アクセスが増えてからハイスペックなサーバに移ればいいという考え方もありますが、サーバーの移転は初心者にはとても大変な作業で時間と労力の無駄だから、最初からハイスペックなサーバーを使うべきだと説かれています。本書ではエックスサーバーの利用が勧められています。

また、有料版のブログサービスを利用し、独自ドメインを利用することの重要性も説かれています。サーバー代や有料版の料金をケチるなとは言っても、全部合わせても年間1~2万円程度なんですけどね。

まずは無料ブログで始めましょうという教本が多いなかで、初期投資の大切さを説く本書は異色の存在です。それだけ、読者に期待するものが大きいということでしょう。

 なお、本書には書かれていませんが、初期投資が大切だとは言っても、高額なセミナーや自動で記事を作成するツールなどには決して手を出してはいけないというのは、アフィリエイト界隈の常識です。

 

 

「雑記ブログでいい。専門性はそのうち出てくる」(p42)

得意分野もネタもなくて記事が書けないという人に、ネタなんてそこら中にころがっている、ただ何となく生活しているからそれに気づかないだけだと檄を飛ばしています。名言まとめでも書評でも好きなことでも仕事のことでも何でもいいから、とにかく書けということです。

「ナタリーってこうなってたんだ」(双葉社)という本から、「読者に刺さるテーマを把握しているなど傲慢だ」(p58)ということばが引用されています。最初から読者受けするテーマを狙って書くのではなく、まずは様々な情報をネットに上げて、あとは読者に判断してもらえばいいと説かれています。

 

 

「記事数を増やせばアクセスがアップする?それ嘘です」(p84)

一過性の人気を狙ったり、無内容な記事を量産したりするのではなく、良質なストック型の長く読まれる記事を書き続けなさいという教えです。これは近年のgoogleの意向にも合致したものです。

2016年に入り、グーグルアドセンスの審査がかなり厳しくなりました。ちょっと前の教本には、アドセンスの審査は、日常生活を無難に書いただけの何の面白みもない記事を10個も書けば大丈夫だと書かれていますが、今はそれでは審査に通りません。そこには、ネット上のゴミを減らし、より多くの良質なページを利用者に提供したいというgoogleの意向が端的に表れていると言えるでしょう。

またそれに続いて、キーワードの具体的な選定方法や、初心者が陥りがちな良くない記事の書き方などについても書かれています。

 

 

「ファーストペンギンになって得られる効果は意外と知られていない」(p94)

ファーストペンギンになるとは、リスクを恐れず、その分野のレースで一等賞を取って得をすることを言います。たとえば私のこの書評記事は、本書が発売されてから10日程度のタイミングで書かれています(もっと早く書くべきでした)。例えば、書評を一番に書けば、著者や本書に興味を持った人に読んでもらえる確率が高くなります。うまくいけば、インフルエンサーである著者に記事を拡散してもらえるかもしれません。私のこの記事も、ファーストは無理でも、サードペンギンくらいになれたらいいなと思って書いています。

 

 

アクセス解析やデザインをいじる時間、それってホントに必要ですか?」(p176)

また挑発的なことばです。アクセス解析をしても、それだけではアクセスは増えません。思考錯誤しながら記事をたくさん書くことでしか、ブロガーとして成長する道はありません。その通りだと思います。

 

 

「結果を出したいのなら、イタいくらい情熱を」(p188)

本書全体に通底しているマインドです。本書の最大の特徴でもあります。月に5万円ではなく、35万円を目指すのであれば、この情熱が必要不可欠なのでしょう。

 

 

 

まとめ

私が本書を読んで得たものは、何よりもパワーでした。私はアツい人が苦手なのですが、本書のアツさには嫌味やウザさが希薄で、スッキリと読み終えることができました。

アツいだけではなく、ブログアフィリエイトを始め、成長させるにあたり必要な知識も十分に盛り込まれています。本書に書かれた知識だけでアフィリエイトを始めるのも可能でしょう。良著だと思います。

 

アフィリエイトの知識がなく、とりあえず何か一冊読んでみようとお考えの方にも、アフィリエイトの知識はあっても、成果が上がらず挫折しそうな方への気付け薬としても、おすすめの本です。